
Apple Watchで数か月も心電図をとっていると、あっという間に日付の並んだ長いリストになります。医師に本当に見せたいのは、単に最新の記録ではなく、ソファでくつろいでいたときに動悸を感じた、あの晩の記録だったりします。少し整理するだけで、そのリストを短くわかりやすい経過にまとめられます。
まずヘルスケアで元の記録を確認する
Apple Watchでとった心電図は、1件ずつヘルスケアアプリに保存されます。iPhoneでヘルスケアアプリを開き、「心臓」、「心電図(ECG)」の順にタップします。ここで、波形、Appleによる分類、心拍数、記録時に入力した症状を確認できます。1
必要な記録が1件だけなら、ヘルスケアアプリから書き出せるApple純正のPDFで十分かもしれません。ECG Tracker+が役立つのは、複数の記録を比べたいとき、測定値を加えたいとき、自分のメモやタグを記録と一緒に管理したいときです。
目的の心電図をすばやく見つける
ECG Tracker+は記録をライブラリに読み込みます。ライブラリでは、日付、Appleによる分類、タグで記録を検索できます。

リストが長くなったら、フィルタボタンをタップして、分類、日付範囲、備考、信号品質、タグ、所見、測定値で絞り込めます。あるはずの記録が見当たらないときは、まず「フィルタをクリア」を試してください。
「設定」>「ライブラリ」で自動読み込みをオフにしている場合は、「ECG記録を追加」をタップして、読み込む心電図を選びます。
相談したい記録にタグを付ける
確信の持てない医学的なラベルを付けずに、関連する心電図をまとめるいちばん簡単な方法がタグです。「受診時に見せる」のような、中立的な名前がおすすめです。
- 心電図を開き、「タグを追加」をタップします。
- 「新しいタグを作成」をタップし、名前を入力して「作成して選択」をタップします。
- 「完了」をタップします。
あとでライブラリをそのタグで絞り込めば、まとめて一覧できます。タグは記録を説明するためのもので、波形やAppleによる分類が変わることはありません。

覚えているうちに短いメモを書く
記憶はすぐに薄れます。その日のうちに書いたメモは、数週間後に書く詳しい説明よりも役に立ちます。心電図にはそれぞれ、最大200文字のメモ欄があります。心電図を開いてメモボタンをタップし、要点を書いて「保存」をタップします。
200文字に収まる、架空のメモの例を紹介します。
デスクで座って記録。始める直前に脈が飛んだ感じがあったけど、終わる前にはおさまっていた。記録に残っているかはわからない。先生に聞いてみる。
このメモには、何をしていたか、何を感じたか、それが心電図の記録とどういう時間の関係にあるか、そして自分の質問が含まれています。原因を特定しようとせず、体験したことをそのまま書いている点もポイントです。

受診の前にまとめる
受診の前日に数分あれば十分です。
- ライブラリを受診用のタグで絞り込みます。
- 心電図を1件ずつ開き、日付、時刻、メモを確認します。
- 共有したい記録ごとにPDFを書き出します。オプションについてはPDF書き出しのガイドで説明しています。
- ファイルをどのように受け取りたいか医療機関に確認し、送る前に各レポートの個人情報を見直します。
特定の症状があって記録した場合は、いつ始まり、どのくらい続き、何をしたら楽になったかを、簡単な時系列にまとめて持っていきましょう。医師が長時間の心電図モニターと合わせて症状日誌を使うのも、同じ理由からです。2
全体像を偏りなく伝える
気になった記録だけでなく、ふだんどおりに見える記録も含めましょう。1回の記録だけでは、何かがどのくらいの頻度で起きているかはわかりません。何事もなかった記録も、経過を伝える大切な材料です。
家族があなたのApple Watchを使った場合は、その心電図にタグを付けて除外し、あなたの記録と混ざらないようにしてください。方法はほかの人の心電図を除外するガイドで紹介しています。
記録を準備しておくと、医師との話がスムーズになります。ただし、胸の痛み、失神、ひどい息切れなど気になる症状があるときは、準備を理由に受診を遅らせてはいけません。
よくある質問
ECG Tracker+の心電図のメモには、何文字まで書けますか?
心電図のメモは、1件につき最大200文字です。それより長い内容は別の文書にまとめ、心電図の日時を書き添えておきましょう。
タグやメモを付けると、ヘルスケアの記録は変わりますか?
いいえ。タグとメモはECG Tracker+の中に保存されます。ヘルスケアにある元の心電図とAppleによる分類は、そのまま変わりません。
これまでにとった心電図を、すべて持っていくべきですか?
通常は必要ありません。相談したい内容に関係する記録と、比較用にふだんどおりの記録をいくつか用意しましょう。さらに必要かどうかは、医療機関に確認してください。


