Apple Watchによると、午後2時に心拍数が110 bpmまで上がっていました。2時5分にとった心電図では88 bpmです。どちらかが間違っているのでしょうか。まず、そうではありません。数分の間隔をおいて別のものを測っているうえ、心拍数はすぐに変わるからです。この違いを理解しておくと、どちらのデータもずっと役立つものになります。
2つのセンサー、2種類のデータ
光学式の心拍数。 Apple Watchの裏側にある緑色のライトが、皮膚を通して血流の変化をとらえます。Apple Watchはこれを使って1日を通して定期的に心拍数を測定し、ワークアウト中はより頻繁に測定します。1 1回ごとの測定値は、時刻の付いた数値です。
電気的な心電図。 心電図アプリを開いてDigital Crownに指をのせると、Apple Watchが心臓の電気的な活動を30秒間記録します。結果は波形全体で、そこから心拍数などの測定値を算出できます。2
心拍数を測定しても心電図は作られず、心電図も連続した記録ではありません。記録と記録の間には、波形はまったくありません。
| 光学式の心拍数 | 心電図の記録 | |
|---|---|---|
| 測定のタイミング | 1日を通して自動で | 自分で始めたときだけ |
| 得られるもの | 心拍数の数値 | 30秒間の電気的な波形 |
| リズムの詳細がわかるか | わからない | わかる(その30秒間について) |
| 保存先 | ヘルスケアアプリ | ヘルスケアアプリ |
数値が違う理由
心電図の心拍数は、30秒間全体の拍動の間隔から算出されます。光学式の測定値は、別の瞬間に行われる別の推定です。立ち上がる、話す、深呼吸するといった動作だけで、心拍数は1分以内に10~20 bpm変わることがあります。そのため、数分違いの2つの測定値が一致しないのはよくあることです。どちらも「間違い」ではありません。
1日の流れの中で心電図を見つける
ECG Tracker+の「心拍数のタイムライン」は、ヘルスケアアプリの心拍数の測定値を1日単位のグラフに並べ、その日に記録した心電図ごとに番号付きのマーカーを表示します。

- ライブラリから「心拍数のタイムライン」を開きます。
- スワイプして日付を切り替えるか、日付を選びます。
- グラフを長押ししたまま指をスライドすると、任意の時刻の心拍数を読み取れます。
- 番号付きの心電図マーカーか「ECGを選択」をタップすると、その記録が開きます。
特に役立つのは、「火曜日のお昼のあとに胸がドキドキしたとき」のように出来事は覚えていても、そのときにとった心電図の正確な時刻を覚えていない場合です。
グラフの空白と範囲の読み方
グラフの空白は、その時間帯に心拍数の測定値がないことを意味します。その間に心臓がどうしていたかについては、何も示していません。測定値が密集している部分は範囲としてまとめて表示されることがあります。選択した点を見れば、範囲なのか1回の測定値なのかがわかります。
思ったより空白の多い日があれば、ヘルスケアアプリにその日の心拍数データがあるか、ECG Tracker+に読み出しの許可が与えられているかを確認してください。3
それぞれの画面を目的に合わせて使う
- 「心拍数のタイムライン」は、記録を時間の流れの中で見つけ、その前後で心拍数がどう動いたかを確認するのに役立ちます。
- 心電図の「トレンド」は、数週間から数か月にわたって、心電図の測定値をまとめて表示します。詳しくはトレンドのガイドで説明しています。
- 心電図そのものは、その30秒間のリズムと各間隔を示します。
元にしているデータが違うため、それぞれの心拍数のまとめが一致しなくても問題ありません。
よくある質問
Apple Watchの心拍数は、心電図と比べて正確ですか?
この2つは、異なるタイミングで異なるものを測っています。心電図は30秒間の電気信号から心拍数を算出し、光学式の測定値はそれとは別の推定値です。特に心拍数が変化しているときは、両者に差が出るのは自然なことです。
心拍数が高いことを知らせる通知が届くと、心電図も記録されますか?
いいえ。心拍数の通知は、光学式センサーによるものです。波形を残すには、心電図アプリを開いて記録する必要があります。
心拍数と心電図を、同じグラフで見られますか?
はい。ECG Tracker+の「心拍数のタイムライン」では、ヘルスケアアプリにある1日分の心拍数の測定値と、その日に記録した心電図ごとのマーカーを表示できます。


