心⁠電⁠図⁠の⁠見⁠方

ノ⁠イ⁠ズ⁠の少⁠な⁠いApple Watchの心⁠電⁠図⁠を⁠と⁠る方⁠法⁠と、「記⁠録状⁠態⁠が良⁠好⁠で⁠な⁠い」⁠へ⁠の対⁠⁠⁠処⁠法

ノイズの多い記録や「記録状態が良好でない」という結果の多くは、体の動き、ゆるいバンド、湿った肌、手首の設定の誤り、電気的な干渉が原因です。腕を机に置き、Apple Watchをぴったりと着け、手首と指を乾いた状態に保ち、30秒間じっと動かずにいまし⁠ょ⁠う⁠。

きれいな心電図は、落ち着いて見えます。拍動と拍動の間の基線は平らで、P波とT波が見え、QRS波はどれもくっきりと際立っています。ノイズの多い心電図は、細かくギザギザしていたり、基線が波打っていたりして、小さな波はノイズに埋もれてしまいます。幸い、ノイズの多くは原因が単純で、いくつかの習慣を身につけるだけで大きく変わり⁠ま⁠す⁠。

き⁠れ⁠い⁠に記⁠録⁠す⁠る⁠た⁠め⁠の7つ⁠の対⁠⁠⁠処⁠法

どれもAppleの案内にもとづくもので、それぞれが大切な理由もあわせて紹介し⁠ま⁠す⁠。1

  1. 腕を置いて休ませる。 両方の前腕を机の上か膝の上に置きます。腕の筋肉が動くと、それ自体が電気信号を生み、細かく速いノイズとして波形に現れ⁠ま⁠す⁠。
  2. 力を抜いて、じっとしている。 体が動くと、肌とセンサーの接触が変わります。普段どおりに呼吸し、話さず、肩の力を抜きまし⁠ょ⁠う⁠。
  3. Apple Watchをぴったり着ける。 記録中はずっと、Apple Watchの背面が手首に触れている必要があります。バンドがゆるいことは、「記録状態が良好でない」の最もよくある原因のひとつ⁠で⁠す⁠。
  4. すべてを乾いた状態に保つ。 水、汗、ローションは電気的な接触を妨げます。Appleによると、泳いだあと、シャワーを浴びたあと、たくさん汗をかいたあとは、Apple Watchが完全に乾くまで1時間以上かかることがあり⁠ま⁠す⁠。
  5. 手首の設定を確認する。 Apple Watchは、Apple Watchアプリの「マイウォッチ」>「一般」>「ウォッチの向き」で選択した手首に着けている必要があります。そうでないと、波形が上下逆さまに表示されることがあり⁠ま⁠す⁠。
  6. 反対側の手を使う。 Apple Watchを着けていない側の手の指先を、Digital Crownにのせます。押す必要はありま⁠せ⁠ん⁠。
  7. コンセントにつながった電化製品から離れる。 充電器、照明、家電製品は、電気的な干渉の原因になることがあり⁠ま⁠す⁠。

指⁠が認⁠識⁠さ⁠れ⁠な⁠い⁠⁠⁠と⁠⁠⁠き

カウントダウンが何度もやり直しになる、またはApple Watchが指を認識しない場合は、指先がDigital Crownにのっているか、肌が清潔で乾いているか、指とDigital Crownの間に何もはさまっていないかを確かめてください。強く押しつけるより、軽く安定して触れているほうがうまくいき⁠ま⁠す⁠。

ノ⁠イ⁠ズ⁠が測⁠定値⁠に与⁠え⁠る⁠影⁠⁠⁠響

ノイズの影響は、小さな波から先に現れます。背の高いQRS波はたいてい見えたままなので、心拍数は多くの場合そのまま測定できます。一方、小さなP波やT波の終わりは見えなくなることがあり、PR間隔やQT間隔が利用できなくなる場合があります。ノイズが期外収縮のように見えたり、実際の期外収縮を隠してしまったりすることもあり⁠ま⁠す⁠。

そのためECG Tracker+では、すべての記録に信号品質のラベルを表示してい⁠ま⁠す⁠。

記録を「グッド」と評価し、「グッド」「可」「低い」「測定不可」の各ラベルの意味を説明しているECG Tracker+の「信号品質」シート
品質ラベルは、心電図がどれだけ明瞭に記録されたかを表すものです。心臓の健康状態については何も示しま⁠せ⁠ん⁠。
品⁠質⁠ラ⁠ベ⁠ル測定値にとっての⁠意⁠味
グ⁠ッ⁠ド干渉が少なく、信号品質が⁠高⁠い
可一部の干渉が測定値に影響する可能性が⁠あ⁠る
低⁠い干渉により、測定値の信頼性が低くなる可能性が⁠あ⁠る
測⁠定⁠不⁠可品質を評価できなか⁠っ⁠た

「グッド」というラベルは、記録が明瞭であることを意味します。記録が正常であることや、測定値が臨床的に正確であることを意味するわけではありま⁠せ⁠ん⁠。

比⁠べ⁠や⁠す⁠い記⁠録⁠を⁠と⁠る⁠た⁠め⁠の⁠習⁠⁠⁠慣

推移を比べるために定期的に記録しているなら、きれいな信号と同じくらい、毎回同じ手順で記録することが役に立ち⁠ま⁠す⁠。

  • 毎回だいたい同じ時間帯に記録します。たとえば、朝コーヒーを飲む前など⁠で⁠す⁠。
  • 記録の前に、数分間座って休み⁠ま⁠す⁠。
  • 毎回同じ姿勢、同じ腕の位置で記録し⁠ま⁠す⁠。
  • 運動のあとや寝不足のときなど、いつもと違うことがあれば短いメモを残し⁠ま⁠す⁠。

比べやすい記録がそろうと、トレンドがずっと意味のあるものになり⁠ま⁠す⁠。

そ⁠れ⁠で⁠も⁠き⁠れ⁠い⁠に記⁠録⁠し⁠に⁠く⁠い⁠⁠⁠と⁠⁠⁠き

ごく一部の人では、心臓の位置によってApple Watchの信号がもともと弱く、どうしても波が小さく記録されることがあります。1 記録のしかたに気をつけても、ほとんどの記録が「記録状態が良好でない」や「判定不能」になる場合は、何度も記録し直すのではなく、その記録を残しておいて医師に相談してくだ⁠さ⁠い⁠。

よ⁠く⁠あ⁠る⁠質⁠⁠⁠問

Apple Watchの心⁠電⁠図⁠で「記⁠録状⁠態⁠が良⁠好⁠で⁠な⁠い」⁠と表⁠示⁠さ⁠れ⁠る⁠の⁠は⁠な⁠ぜ⁠で⁠⁠⁠す⁠⁠⁠か⁠?

心電図アプリのバージョン2で使われる「記録状態が良好でない」は、信号の状態が分類できるほど良好でなかったことを意味します。主な原因は、体の動き、ゆるいバンド、湿った肌、手首の設定の誤り、近くにある電化製品⁠で⁠す⁠。

Apple Watchの心⁠電⁠図⁠がギ⁠ザ⁠ギ⁠ザ⁠し⁠て見⁠え⁠る⁠の⁠は⁠な⁠ぜ⁠で⁠⁠⁠す⁠⁠⁠か⁠?

細かく速いギザギザは、たいてい筋肉の動きか電気的な干渉によるものです。基線がゆっくり波打つのは、たいてい体の動きか呼吸によるものです。腕を置いて休ませ、じっとしていれば、ほとんどは改善し⁠ま⁠す⁠。

信⁠号品⁠質⁠が「グ⁠ッ⁠ド」⁠な⁠ら、心⁠電⁠図⁠は正⁠常⁠と⁠い⁠う⁠こ⁠と⁠で⁠⁠⁠す⁠⁠⁠か⁠?

いいえ。記録が測定に十分なほど明瞭であることを意味するだけです。心臓のリズムや各間隔が標準的かどうかについては、何も示していま⁠せ⁠ん⁠。

出⁠⁠⁠典

  1. Appleサポート「Apple Watchの心電図アプリで心電図を⁠と⁠る⁠」

Apple Watchの心⁠電⁠図⁠を、も⁠っ⁠と詳⁠⁠⁠し⁠⁠⁠く

波形全体、参考用の測定値、トレンド、期外収縮の可能性を示すパターンのフラグを、iPhoneで確認できます。処理はデバイス上で完結し⁠ま⁠す⁠。